樹脂加工レスキュー工場では、各種工程から豊富な端材情報を網羅したデータベースまで連携させた生産管理システムを駆使して日々生産しています。また、困った時に助けて頂く協力企業様が豊富であることも私たちの生産力の根幹です。
樹脂・プラスチックの加工メーカーはその創業の背景により、マシニング加工しかできなかったり板加工が得意だったりと、技術に偏りがあります。樹脂加工レスキュー工場は様々な工種のバランスの取れた生産体制を構築しており、自社内で一貫生産が可能です。
旋盤加工とマシニング加工を効率的に使い分けたり、溶接加工をした後に機械加工で精度を出したり、曲げ加工の治具を自社内で製作したりと、多彩な加工を自社内で連携を取りながら製造します。
その結果、複雑な製品を短納期かつ低コストで製造することを実現しています。
樹脂加工レスキュー工場では、見積りから受注、生産指示から調達、製造管理、納品請求までを一元管理するシステムを導入しています。日々の生産活動の中での設備や人員の負荷状況、材料の調達状況も即座に把握できるようになっており、受注時の納期回答や受注後の納期調整なども迅速に対応いたします。トラブル時の生産調整もスムーズで、その結果回答納期の遵守率(99.4%)を実現しています。
また、材料や工数などの原価管理も実施しており、日々の改善活動に展開されコストダウンに大きく貢献しています。
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生産スケジューラーで日程調整
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営業と製造の密なコミュニケーション
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受注時の納期回答も素早く確実に
生産に欠かせない材料は、樹脂材料卸商社複数社との取引が有り、豊富な樹脂・プラスチック材料を安定調達する事が可能です。配管部品やネジ、蝶番等付帯部品も調達することが可能で、多彩な協力企業で製作していただいた部品も含めて、組立して納品する事が可能です。
樹脂・プラスチック材料は規格サイズで購入し、自社で切断するスタイルです。ベテランの担当者が無駄のない材料取り(ネスティング)をすることで、コストダウンに大きな役割を担っています。
それでも大量の端材が発生しますが、樹脂加工レスキュー工場では全ての端材に管理番号を振りデータベース化しています。そのためどのような材質、サイズの端材が社内にあるか即座に検索する事ができ、豊富な端材が短納期対応の大きな力となっています。
もちろんデータベースには、メーカー、型式番号、購入年月日、使用年月日、使用した製品、材料証明書の有無等が網羅されている為、トラブルがあった際追跡が必要になっても安心です。
樹脂加工レスキュー工場では、旋盤、マシニングセンタ、接着溶接と幅広い加工に対応できますが、困った時に助けて頂く協力企業様が豊富であることも強みの一つとなっています。
同じような樹脂加工・プラスチック加工をされている企業様はもちろんですが、自社ではできない加工であるギア等の歯切りや深穴をあけるガンドリル、真空成形や射出成形、塗装やスクリーン印刷などの表面処理、加えて専門外である金属加工やゴム加工も高い技術を備えた企業様と取引いただいております。総取引企業数は100社を超え、幅広いネットワークでお客様の要望に応える体制を構築しています。
もちろん受入検査は全品実施、樹脂加工レスキュー工場品質を担保して供給いたしますので、品質面でもご安心頂けるようになっています。
現在は県内の企業様が中心ですが、遠方の企業様にも数多く助けて頂いている為、災害などで万が一機能がマヒした際も安心です。今後は連携型BCPにも取り組む方針です。